宇宙情報館 館長 奥山博哉

 (写真:KSAT2打上げ前の本物と)


 宇宙情報館は2013年4月12日に開館致しました、JAXA・国立天文台・鹿児島大学・鹿児島人工衛星開発協議会が合同展示をした、日本の最新の宇宙科学技術の情報を一般の方に伝える施設です。4機関が共同で民間の常設宇宙館を展開するのは全国初。

 この宇宙ビルを買い、開設したのが鹿児島市天文館の老舗うなぎ専門店『うなぎの末よし』代表取締役会長である奥山博哉。

 天文館は島津藩が日本で最初の天文台(正式名:明時館)にちなんで付けられた地名。そして日本で唯一ロケット発射場がある鹿児島県は、日本で一番宇宙に近い県。

 しかし、これまで街中に宇宙についての情報を得られる場所が少なかったことを受け、「ここに来れば宇宙について勉強が出来る」という場所を作ろうと、奥山館長が自らの私財を投じ、各機関に呼びかけこの宇宙情報館が誕生した。


 かつて明時館があったエリアに『うなぎの末よし』を経営する奥山館長は、うなぎと宇宙をコラボさせて地域活性化が出来ないかと長らく考えていた。

 その結果、宇宙には天の川がある、川だからそこにうなぎが泳いでいる・・・というイメージに到達。世界公認の星座は88個あるが、89個目に【うなぎ座】を誕生させるのが夢。

 宇宙情報館ではここでしか手に入らない、宇宙食を目指して開発し、JAXAに申請する段階まで整った『宇宙うなぎ』も販売している。